ホームベーカリーのこと(3)

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rawpixelによるPixabayからの画像


こんにちは、ヘーゼルにゃんです。

 

さて、これでパン専門店で買うようなおいしいパンを焼ける、と、わくわくしながら購入したホームベーカリーでしたが、最初はなかなか期待通りのパンを焼くことができませんでした。

 

ホームベーカリーを注文した当時、私とだんなさまは二人で一緒に在宅で仕事をしていました。

ホームベーカリーが届いた日は、仕事の忙しさの真っ最中。

あらかじめ買い物に行っておくことも、これから材料を買いに行く余裕もありませんでした。

でも、確か、前にピザを作ったときに使ったドライイーストと強力粉が残っていたんじゃなかったっけ?

バターも有塩だけどあったはず。

本当は無塩バターじゃないといけないけど、塩の分量を適当に加減すれば大丈夫じゃないかしら?

せっかく届いたんだから作ってしまえ!

というわけで、いったいいつ買ったか記憶にない使いかけのドライイーストと強力粉と有塩バターを使って、取扱説明書に記載されていたレシピを参考に、第1回目の材料をホームベーカリーにセットしました。

タイマー機能を使って、焼き上がりは翌日の朝です。

楽しみ~。

 

そして翌朝、うんうん、室内にパンの焼ける香りが漂っている。

焼き上がりを知らせる音がピーピーとなった後、スタートボタンを長押しして機械をリセットし、電源ケーブルをコンセントから抜いて、さて、蓋を開いて待望の焼き立てパンとご対面♪

 

あれ?

・・・・・・膨らんでいない。

 

大失敗でした。

予定では、ホームベーカリの内部にセットするカゴの縁から上にはみ出す程ふんわりと膨らむはずだったのに、カゴの半分くらいの高さしかないのです。

カゴから取り出してみると、予想通りガチガチです。

念のためにスライスして食べてみるのですが、やっぱりちっとも美味しくありません。

火は一応通っているけど、なんだか粉っぽい感じのする塊になっていました。

膨らまなかった原因は、間違いなくドライイーストが古すぎたことでしょう。

 

せっかく買ってもらったのに・・・

明日の朝は焼きたてパンで朝食だから楽しみにしてね、ってだんなさまに期待させたのに・・・

あ~~~ごめんなさい・・・

だんなさまは焼き立てパンを私以上に楽しみにしていたはずなのに、私があまりにしょげているのを見て、怒るどころかフォローしてくれました。

そして、せっかくなので捨てるのももったいないからと、失敗パンを一緒に食べてくれました。

 

ありがとう。

ちゃんと材料を買い直して、次こそはおいしいパンを焼くね。

 

仕事が終わってから早速近所のスーパーに赴き、新しいドライイーストと強力粉、無塩バター、スキムミルクを買いそろえ、さあ2回目に挑戦です。

塩は粗塩、砂糖は上白糖、水は前回も今回も浄水器を通した水道水を使用しました。

そして2度目の焼き上がり。

今回はちゃんと膨らみました。

でも、味がそれまで買っていた市販の安めの食パンと大差ない気がする。

こんなもの?

せっかくホームベーカリーを買ったのにこの程度?

 

「うん、今回はよく膨らんだし、やっぱり焼き立てはおいしいね~」

だんなさまのフォローの言葉が虚しく耳に響きます。

あれだけスーパーの食パンはもう嫌だと言った人が、こんな味で満足するわけがありません。

またまたごめん、だんなさま・・・

もっと工夫するからちょっと待ってくだされ。

 

手始めにホームベーカリーでパンを焼くための本を購入して読んでみました。

そこで、同じ強力粉にもいろいろな種類があることを初めて知りました。

そういえば、以前お菓子作りにはまっていた時、「お菓子の味は材料の良し悪しで大体決まる」というようなことを誰かの本で読んだことがあります。

パンだって同じはず。

強力粉に種類があるのなら、その種類によって味が変わってくるに違いない。

そういえば、いつも行くスーパーの小麦粉売り場に、もう一種類、色の違う袋の強力粉があったような気がする。

あれは何だったのかしら?

 

スーパーに行って確認すると、それはなんと「パン専用強力粉」と書かれており、いつも買っている強力粉よりもお値段も高めになっていました。

早速その「パン専用強力粉」を購入し、念のためにお水もサントリーの「南アルプスの天然水」に変えて再挑戦したところ、今度は大成功。

ちゃんと膨らんだのはもちろん、味も、パン専門店の食パンには及びませんが、スーパーの高めの食パンよりもはるかにおいしく焼きあがりました。

パン好きのだんなさまも、ようやく心からの笑顔でおいしそうに食べてくれました。

 

やっぱり、パンも材料が味を決めるのですね。

 

その後、スキムミルクをやめ、強力粉を富澤商店の「ゴールデンヨット」に変更したら、それだけで飛躍的に味が良くなりました。粉の風味が生きたパンです。

さらに、バターをよつ葉のポンドバター(無塩)に変えたことで、耳までおいしくなりました。

 

だんなさまと私の好みに合わせて少しずつ材料や分量を変えてきた結果、我が家の食パンレシピはこのようなものとなりました。

パン1斤分(計量する順に)

・ミネラルウォーター・・・175cc~180cc

 (サントリー南アルプスの天然水」又はKIRIN「アルカリイオン水」を使用)

・ゴールデンヨット・・・250g

・上白糖・・・12g

・粗塩・・・3g

 (「赤穂の塩」又は「伯方の塩」を使用)

ドライイースト・・・3g

 (富澤商店で売っているものか、スーパーでよく見る黄色い箱のもの)

・よつ葉の無塩バター・・・14g

 

他の方のお口に合うかどうかわかりませんが、今では「パン専門店のパンにも引けを取らない」とだんなさまに言ってもらえるようになったので、私としては少し鼻高々です。

 もし、少しでもどなたかのご参考になりましたら幸いです。

 

余談ですが、切ったときに出るパンくずまでおいしいので、パンくずを捨てずにタッパーに入れて冷凍庫に保存しています。

このパンくずがある程度たまったら、ハンバーグを作ります。市販のパン粉を入れたときよりもはるかに風味豊かなハンバーグに仕上がるので、とても気に入っています。

そして、そのハンバーグと一緒に赤ワインを飲むのがまた楽しみなのです。

 

今回も長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

また気が向いたらお立ち寄りください。

よろしくお願いいたします。

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ホームベーカリーのこと(2)

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RitaEによるPixabayからの画像


ご無沙汰してます、ヘーゼルにゃんです。

 

さて、なぜパンにそれほど興味がなかったのにホームベーカリーを買うことにしたのか?

 

実はそれほど深い理由はないのです。

単純に、だんなさまがパン好きだったから。

結婚して数年間は、スーパーのパン売り場で売っている食パンを購入していました。

それも、どちらかといえば安売りされている方の食パンを。

ある日、だんなさまが静かに言いました。

「もうこんなパンは嫌だ」

その時、はじめて、パン好きだったことを知りました。

確かに、独身時代の朝食はパン1枚だったとは聞いていたけれど、手軽だったからだけだと思い込んでいました。

私自身は、おいしいパンは好きだけれど、それほど日々のパンにはこだわりを持っていなかったので、気づきませんでした。

ごめんなさい・・・。

 

そこで反省して、スーパーで売られている高めの食パンをいくつか購入してみました。

・・・ですが、どれもだんなさまの口に合わない。

それほど味にこだわりがあるのに、それまでよく何年も我慢してくれたものです。

たまに休日に出かけた際にパン専門店で買ってきた食事パンは、さすがにだんなさまにとって満足できるお味です。

でも、そう頻繁には買いに行けない。

じゃあどうしよう?

 

そこで思い出したのがホームベーカリーです。

知り合いから昔聞かされた話をだんなさまにしたところ、即断でした。

「ホームベーカリー買おう。」

「手間をかけちゃうけど作って。」

 

そんなことはお安い御用!

 

じゃあどれを買う?

どれがいいの?

 

そこからのだんなさまは早かった。

すぐに通販サイトにアクセスしていろいろと調べ始めました。

 

条件はすぐに決まりました。

1斤のパンを焼けて、当時置いていた炊飯器の場所に収まるコンパクトなサイズのもの。

そして、お値段も1万円台のできれば前半までで、知っている国内メーカーのもの。

炊飯器の場所に置くのは、もう炊飯器を使っていなかったから。

ル・クルーゼのお鍋でご飯を炊くようになっていたので、もうかなり以前から炊飯器はただのオブジェと化していたのです。

ホームベーカリーは熱をもつだろうから、炊飯器の場所が丁度いいよね、ということでそこに決まりました。

ル・クルーゼでご飯を炊くことについても書きたいのですが、それはまた別の機会に。

この条件にぴったりだったのが、象印のホームベーカリーでした。

このホームベーカリーのおかげで、だんなさまも大満足のパンを自宅で焼けるようになりました。

本当に、買ってよかったと思う一品です。

 

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でも、買ってすぐに納得できるパンを焼けたわけではありませんでした。

次回は、そのあたりのことを書きたいと思います。

もし興味がおありでしたら読んでください。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。 

 

 

ホームベーカリーのこと(1)

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Przemys?aw TrojanによるPixabayからの画像


「朝、目が覚めたら、家中にパンの香りが漂っているの!

 もう、それだけで、しあわせ~!」

 

随分昔に知人から聞いた言葉です。

ホームベーカリーを買った喜びをとろけそうな表情で語ってくれました。

当時のわたしはパンにさほど興味がなかったので「そうなんだ~」ぐらいの気持ちで聞いていました。

 

今ならわかります。

パンの香りにつつまれて目が覚める幸せ。

香ばしくもふんわりとした優しい香りが室内だけじゃなく心まで満たしてくれる。

それだけで今日1日が良い日になると暗示してくれているよう。

 

前日の夜に材料を計ってタイマーをセットしておくだけ。

それだけで翌朝にはパン専門店にも負けないくらいおいしい山形食パンが至福の香りをまとって焼き上がる。

ホームベーカリーって何て偉大な発明なんでしょう!

これを作ってくれた人に尊敬と感謝の念を送ります。

ありがとうございました。

 

本当は毎日でもパンを焼きたいところですが、平日はなかなかそういうわけにもいかないので、週1回、だいたい日曜日の朝にパンを焼いています。

焼きあがったパンは柔らかくて切りにくいので、しばし冷ましてから厚めにスライスし、トーストにして食べています。

材料として使ったバターの風味と粉の香りが生きているので、バターをつけなくてもおいしい。

ああ、幸せ♡

ホームベーカリーを買って本当に良かった。

 

これからも週末はできるだけホームベーカリーでパンを焼き続けようと思います。

ただし、熱い季節は避けて。

だって焼きあがる時の熱で、ただでさえ熱い部屋が後継機さらに暑くなってしまうから・・・。

 

我が家で使っているホームベーカリーは象印のコンパクトなものです。

買ってからもう10年くらいたっているような気がするのですが、ちっとも壊れません。

とても気に入っているので、もし買い換えることになっても、また同型の後継機を買うと思います。

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 次回は、パンにそれほど興味のなかったヘーゼルにゃんがホームベーカリーを買うことになったときのことを書いてみたいと思います。

気が向いたらまた読みに来てください。

今日は来てくださってありがとうございました。

ごあいさつ

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Uschi DugulinによるPixabayからの画像

初めまして。

ヘーゼルにゃんと申します。

最近になって「神の雫」(オキモト・シュウ, 亜樹 直:講談社刊)というマンガを読み、赤ワインに興味を持ちました。

いつかアンリ・ジャイエのワインを飲んでみたいと思っています。

 

あ、アンリ・ジャイエというのは「ブルゴーニュの神様」と呼ばれるワイン醸造家のお名前です。

もう亡くなられてしまったので、その方の遺したワインは市場から消えていく一方です。

無くなる前に一度だけでも飲んでみたいな~。

どんな味がするんだろう?

 

アンリ・ジャイエだけじゃない。

エシェゾーも飲んでみたい。

クロ・パラントゥも、ル・パンも、あれもこれも・・・

作中に名前が出てきたワインはぜ~んぶ飲んでみたい!

 

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Alexas_FotosによるPixabayからの画像

 

でも、今それらを飲んでも、ち~っともわからないからワインがもったいない。

そもそも先立つものもない・・・(トホホ)。

いつかそれらのワイン達を飲むにふさわしい人間になりたいぞー!

待っててアンリ・ジャイエ

 

その前に、 まずは愛弟子さんのワインが目標かな~。

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そんな野望を心に秘めながら、週末の今日はエビスビールと味の素の冷凍餃子で幸せを感じているのでした。

アンリ・ジャイエへの道のりは遠い・・・。

 

このブログでは、そんな私ヘーゼルにゃんが、食とワインを中心に、日々体験したことや思ったことをつづっていきたいと思います。

もし、その中の何かがどなたかのお役に立つことがあったら、これ以上の喜びはありません。

気が向いたらお立ち寄りください。

これからよろしくお願いします。